こんにちは。行政書士Astra法務事務所の清水篤です。
実地指導の際、行政の担当者から「これはルール違反です」と指摘されると、つい「すみません、すぐに直します」と答えてしまいがちです。
しかし、そこですぐに引き下がる前に一歩立ち止まり、その指摘に「確かな根拠(条文や通知)」があるのかを確認することが、事業所を守るためには非常に重要です。
本日は、条文を読み解く力を活かした「実地指導での法的な守り方」についてお話しします。
1. 指摘の「根拠」を冷静に確認する
行政の指導には、必ず「根拠となる条文や通知」が存在します。
もし指摘を受けた際は、落ち着いて「それは、どの規定に基づいた内容でしょうか?」と確認してみましょう。
実は、担当者個人の思い込みや、以前の古いルールのまま指導されているケースも稀にあるからです。大元のルールを把握していれば、その場で適切な説明や反論をすることが可能になります。
2. 「ローカルルール」に根拠はあるか
府中市、福山市、尾道市などの自治体には、国が定めたルールをさらに細かく運用する「独自のルール」がある場合もあります。
しかし、その独自ルールが、法律や厚生労働省の通知という「上位のルール」と矛盾している場合は、交渉の余地が生まれます。私たちは条文という「共通の言語」を武器に、行政と対等な立場で議論を行うことができるのです。
3. 「記録」という最強の盾を持つ
どれだけ正当な支援を行っていても、それを証明する記録(エビデンス)がなければ、法的には「やっていない」のと同じ扱いになってしまいます。
「なぜこの支援が必要だったのか」「その時、条文のこの基準をどう満たしていたのか」。
これらを意識して日々の記録を残しておくことが、実地指導において事業所を守る最強の盾となります。
現場の正当性を、法的な言葉で証明する
経営者の皆様が「利用者様のために良かれと思ってやっていること」が、単なる形式上の不備で否定されてしまうのは、とても悲しいことです。
私は、皆様が現場で積み上げてきた努力を、条文や通知に照らし合わせて「正当な支援である」と法的に裏付けるお手伝いをします。
行政との間に立ち、一方的な指摘に振り回されないための「防波堤」のような存在でありたいと考えています。
不安を抱えたまま指導を受けるのではなく、正しい知識と準備で、自信を持って行政を迎え入れられる体制を一緒に作っていきましょう。
行政書士Astra法務事務所
代表行政書士 清水 篤

