就労継続支援B型の話 ⑥

就労継続支援B型

就労継続支援B型の開業資金はどれくらい必要?

こんにちは。
行政書士Astra法務事務所、代表の清水篤です。

就労継続支援B型の開設を考え始めたとき、多くの方が最初に気になるのが、

「開業資金はどれくらい必要なのか?」

という点ではないでしょうか。

今回は、就労継続支援B型を立ち上げる際の開業資金について、基本的な考え方を分かりやすくお伝えします。

就労Bは意外と広い物件が必要です

就労継続支援B型は、利用者様が事業所へ通い、生産活動や作業訓練を行うサービスです。

そのため、一定の広さを確保する必要があります。

一般的には、

  • 利用者1人あたり3.3㎡以上の作業スペース
  • 相談室
  • 多目的室
  • トイレ・洗面所
  • 事務スペース

などが必要になります。

最低定員20名の場合、

作業室だけでも約66㎡以上

が必要になることが多く、実際には80㎡前後の物件を探されるケースがよくあります。

開業資金はいくらくらい?

地域や物件によって大きく変わりますが、

賃貸物件で開業する場合、

300万円〜500万円程度

を一つの目安として考えておくとよいと思います。

主な内訳は、

  • 法人設立費用
  • 敷金・礼金
  • 仲介手数料
  • 家賃
  • パソコンや机などの備品
  • 車両購入費
  • 人件費
  • 保険料

などです。

もちろん、

  • 都市部か地方か
  • 内装工事が必要か
  • 送迎車を何台用意するか

によって金額は大きく変わります。

見落としがちな「消防設備」

開業準備で意外と見落とされるのが消防設備です。

物件によっては、

  • 自動火災報知設備
  • 誘導灯
  • 非常警報設備

などの設置が必要になる場合があります。

場合によっては数十万円から100万円以上の工事費が発生することもあります。

物件契約後に判明すると大きな負担になるため、早い段階で確認しておくことが大切です。

開業資金より大切なもの

私自身、障害福祉の勉強を続ける中で感じるのは、

開業資金以上に大切なのは

「開業後の収支計画」

だということです。

開業できても、

  • 利用者様が集まらない
  • 職員が採用できない
  • 工賃が上がらない

という状況になると、運営は苦しくなります。

だからこそ、

「いくらで開業できるか」

だけでなく、

「開業後にどう安定運営していくか」

まで考えながら準備を進めることが重要だと思います。

まとめ

就労継続支援B型の開業資金は、

おおよそ300万円〜500万円程度

が一つの目安になります。

ただし、

  • 物件
  • 消防設備
  • 車両
  • 人員体制

によって大きく変動します。

特に物件選びは後から変更しにくいため、契約前の確認がとても重要です。

これから就労継続支援B型の開設を考えている方は、

「まず物件を契約する」

ではなく、

「指定基準を満たせるか確認してから契約する」

という順番を意識してみてください。

それだけでも、開業準備の失敗を大きく減らすことができます。

広島県府中市

行政書士Astra法務事務所

代表行政書士 清水 篤

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