就労継続支援B型の開業資金はどれくらい必要?
こんにちは。
行政書士Astra法務事務所、代表の清水篤です。
就労継続支援B型の開設を考え始めたとき、多くの方が最初に気になるのが、
「開業資金はどれくらい必要なのか?」
という点ではないでしょうか。
今回は、就労継続支援B型を立ち上げる際の開業資金について、基本的な考え方を分かりやすくお伝えします。
就労Bは意外と広い物件が必要です
就労継続支援B型は、利用者様が事業所へ通い、生産活動や作業訓練を行うサービスです。
そのため、一定の広さを確保する必要があります。
一般的には、
- 利用者1人あたり3.3㎡以上の作業スペース
- 相談室
- 多目的室
- トイレ・洗面所
- 事務スペース
などが必要になります。
最低定員20名の場合、
作業室だけでも約66㎡以上
が必要になることが多く、実際には80㎡前後の物件を探されるケースがよくあります。
開業資金はいくらくらい?
地域や物件によって大きく変わりますが、
賃貸物件で開業する場合、
300万円〜500万円程度
を一つの目安として考えておくとよいと思います。
主な内訳は、
- 法人設立費用
- 敷金・礼金
- 仲介手数料
- 家賃
- パソコンや机などの備品
- 車両購入費
- 人件費
- 保険料
などです。
もちろん、
- 都市部か地方か
- 内装工事が必要か
- 送迎車を何台用意するか
によって金額は大きく変わります。
見落としがちな「消防設備」
開業準備で意外と見落とされるのが消防設備です。
物件によっては、
- 自動火災報知設備
- 誘導灯
- 非常警報設備
などの設置が必要になる場合があります。
場合によっては数十万円から100万円以上の工事費が発生することもあります。
物件契約後に判明すると大きな負担になるため、早い段階で確認しておくことが大切です。
開業資金より大切なもの
私自身、障害福祉の勉強を続ける中で感じるのは、
開業資金以上に大切なのは
「開業後の収支計画」
だということです。
開業できても、
- 利用者様が集まらない
- 職員が採用できない
- 工賃が上がらない
という状況になると、運営は苦しくなります。
だからこそ、
「いくらで開業できるか」
だけでなく、
「開業後にどう安定運営していくか」
まで考えながら準備を進めることが重要だと思います。
まとめ
就労継続支援B型の開業資金は、
おおよそ300万円〜500万円程度
が一つの目安になります。
ただし、
- 物件
- 消防設備
- 車両
- 人員体制
によって大きく変動します。
特に物件選びは後から変更しにくいため、契約前の確認がとても重要です。
これから就労継続支援B型の開設を考えている方は、
「まず物件を契約する」
ではなく、
「指定基準を満たせるか確認してから契約する」
という順番を意識してみてください。
それだけでも、開業準備の失敗を大きく減らすことができます。
広島県府中市
行政書士Astra法務事務所
代表行政書士 清水 篤
