広島県東部(府中市・福山市・尾道市・三原市)で障がい福祉サービスの立ち上げに情熱を注がれている皆様、こんにちは。
行政書士Astra法務事務所の代表行政書士、清水 篤(しみず あつし)です。
「よし、福祉事業を始めよう!」と決意したものの、指定申請の手続きを前にして、どこからどう動けばいいのか分からなくなっていませんか。
ネットを開けば、あれをしろ、これをしろと、膨大な作業ばかりが降ってきて、気が遠くなってしまう経営者様も多いはずです。
今回は、指定申請のために必要な行動を「大きく3つ」にザックリと分けて解説します。
「やり方」だけではなく、「なぜその行動をしなければならないのか」という理由、そして、その先に行政が実現したい社会の姿について、分かりやすくお話しします。
最も突っ込まれやすい「3つの設備」と対策
指定申請を突破するために、経営者様が起こすべき大きな行動は、実は以下の3つに集約されます。
この3つの行動を、なぜ国や自治体から求められるのか、その「理由(Why)」と一緒に見ていきましょう。
1. 「会社(法人)」を作る行動
- なぜするの?:個人ではなく、「組織」として長く責任を持つためです。
障がい福祉サービスは、利用者様の命や日々の生活を預かる非常に責任の重い事業です。
もし、個人事業主のまま始めて、代表者に万が一のことがあったら、明日から利用者様の行く場所がなくなってしまいます。
国は「会社という強い組織を作ることで、どんなことがあっても利用者様の生活を永続的に守りなさい」という安心を求めているのです。
2. 「場所(物件)」を確保して整える行動
- なぜするの?:障がいのある方が、事故や火災に巻き込まれず、人間らしく過ごせる空間を作るためです。
ただの空き家ではダメで、車椅子が通れる広さがあるか、火災が起きたときにすぐに逃げられる消防設備があるか、といった厳しいチェックが入ります。
これは、過去に悲しい事故が起きてしまった歴史から、「二度と利用者様を危険にさらしてはならない」という強い決意のもとに作られたルールなのです。
3. 「人(専門スタッフ)」を集める行動
- なぜするの?:ただの「預かり屋」ではなく、その人の人生を一歩前へ進める「プロの支援」を提供するためです。
福祉の現場には、特別な資格や長い実務経験を持ったリーダー(サービス管理責任者など)が絶対に必要となります。
国は、ただ部屋に人を集めて時間を潰す場所ではなく、一人ひとりの強みを見つけ、社会の中で自分らしく生きていくための「本物のサポート」をしてほしいと願っているのです。
ルールを「直訳」して、現場をガチガチにしないでください
これら3つの行動を起こすとき、多くの経営者様が
「法律にこう書いてあるから、一文字も間違えずに完璧にやらなければ」
と自分を追い詰め、疲れ果ててしまいます。
役所の窓口で、難しい専門用語で
「この書類を出してください」
と言われると、まるで超えられない高い壁のように感じて、開業を諦めそうになる方もいます。
しかし、ここで一度、視点を大きく広げてみてください。
行政(国や自治体)が、これほど厳しいルールを作ってまで、皆様に事業を始めてほしいと願っている「本当の理由」は何でしょうか。
行政が実現したい社会とは、一言で言えば
「地域共生社会(ちいききょうせいしゃかい)」
です。
これを身近な言葉に置き換えると、
「障がいがあってもなくても、自分が生まれ育ったこの広島県東部の街で、一人の人間として当たり前に、笑顔で暮らせる社会」
のことです。
かつての日本は、障がいのある方を街から離れた大きな施設に集めて生活してもらう時代が長く続きました。
しかし、それでは本当の幸せとは言えません。
行政はいま、大きな施設を増やすのではなく、府中市や福山市の普通の商店街や住宅街の中に、就労B型やグループホームといった「小さな拠点」をたくさん作りたいと考えています。
朝、近くのグループホームから「いってきます」と仕事に出かけ、就労B型で仲間と一緒に一生懸命に働いてお給料をもらい、夕方には「ただいま」と地域の中に帰っていく。
地域の人たちとも自然にあいさつを交わし、みんなが一つの輪の中で助け合って生きていく。
行政が実現したいのは、そんな温かい社会の姿なのです。
だからこそ、行政は皆様に「適当な事業」をされては困るのです。
会社をしっかり作り、安全な場所を用意し、プロの人材を揃えてもらうのは、皆様をいじめるためではなく、
「一緒にその素晴らしい社会を作るための、信頼できるパートナーになってほしいから」
なのです。
そう考えると、あの難解な指定申請の書類たちが、少し違ったものに見えてきませんか。
「義務の作業」を、スタッフの「誇り」に変えるために
指定申請のために起こす全ての行動は、単なる「役所向けのスタンプラリー」ではありません。
これからこの地域で、一人の人間を幸せにするための、とても尊い挑戦の始まりです。
「大まかな流れは分かったけれど、自分の場合は何から動けばいい?」
「行政の言っている意図が、難しくてイマイチ掴めない」
そんなときは、ぜひ私にに私にご相談ください。
行政書士Astra法務事務所は、行政の目指す高い理想と、経営者様の熱い想いをガッチリと結びつけるための架け橋です。
難しい法律の言葉を、現場で今日から動ける「分かりやすい行動」に通訳して、皆様の第一歩を誠実にお手伝いいたします。
誰もが主役になれる輝かしい社会を、ここ広島県東部から一緒に作っていきましょう。
行政書士Astra法務事務所
代表行政書士 清水 篤

